コラム

HRカンファレンスレポート「3つのキーワードで部下が動き出す! 」

2017.11.28

こんにちは。スタッフの伊藤です。
本日は、去る11月16日(木)に開催された「HRカンファレンス」での当社のワークショップについて、私、伊藤より報告いたします。
ワークショップのタイトルは、
「3つのキーワードで部下が動き出す!リーダーのための会議ファシリテーション術」。
参加者に体感してもらうことで気づきを起こし、会議改善を実践していくことを目指したワークショップです。

INTRODUCTION

当日は朝一番のワークショップにもかかわらず、30名近くの方にご参加いただきました。
参加者のみなさんは、当社の羽方の話に熱心に耳を傾けてくださり、会議に対しての関心の深さと何かを得ていきたいという気持ちが感じられました。
様々な業種、規模の企業からの参加があり、どの企業も会議は解決していかなければならない問題なのだと認識されているようでした。

5~6名のグループ内の自己紹介では、「ホームラン的な受けを狙わず、気軽にやってください。」という羽方の言葉に笑いが起こり、一気に場が和んできました。
1人30秒という制限時間の中で、参加者各々が個性的な自己紹介をしていて、さらに和やかな雰囲気となり、コミュニケーションも活性化されてきました。

リーダーが会議でやってしまいがちなこと

打ち解けてきたところで、次はリーダーが進める会議で「起こりがちなこと」と「本来あるべき姿」をグループ内で討議し、ホワイトボードに書き出してもらいました。
グループ内では最初から活発に意見が出て、ホワイトボードに次々と書き出されていきました。どのグループにも共通して書き出されていることがいくつかあり、職場が違っていても会議に関しての問題点、理想の姿は共通していることを感じました。

また、ワークショップのタイトルでもある「3つのキーワード」につながる点も洗い出されていました。
「部下の意見が吸い上げられない」、
「ディスカッションがない」、
「意見が出やすい場になることが理想」などです。

その後の、
「良い会議の定義」や
「リーダーが経営幹部の意向を忖度して会議を進行するとどうなるか?」
といった羽方からの話には、多数の参加者が熱心に聞き入ってメモを取っていました。

会議のロールプレイング

次に本日のメインワークとなる、会議のロールプレイングです。
グループ内でリーダーを決め、その人がファシリテーター役になります。
「折角の機会なので…」と積極的にファシリテーター役になる方がほとんどでした。
その他のメンバーは、配られたロールプレイカードに書かれている役を演じます。
「多種多様な部下が参加している会議をファシリテートする」
というかなり難易度の高いロールプレイングです。

「難しい!!」
という声がいくつかのグループから上がりましたが、みなさん意を決してワークを始めました。
笑いが起こりながら、和やかに進むグループもあれば、先になかなか進まず黙り込んでしまうグループ、リーダーが行き詰ってしまいメンバーが助け船を出すグループなど様々でしたが、みなさん真剣にワークに取り組んでいました。
ワークが終わった後はやり切った感があり、疲れもどっと出たようでした。

ここで、少しだけブレイクタイム。
ワークの感想や会社の話などで各グループ内、大いに盛り上がっていました。

ロールプレイングの振り返り

ロールプレイング形式で実施した会議の「良かった点」、「改善点」をホワイトボードに書き出してもらいました。
やはりここでも3つのキーワードに繋がる
「一人一人の本心が引き出せなかった」、
「言いやすい雰囲気にできれば良かった」
などのコメントが書き出されていました。

自分の性格と違う役柄を演じた参加者が、
「その人の発言の奥にある意図や、会議でどのような立場に追い込まれていくのかなどを体感して、気づいたことがあった」
という感想を話していたのが印象的でした。

また、参加者からの
「場の雰囲気を読み、『ここは自分が意見を言わなければ停滞してしまう』と思ってしかたなく発言することもある」
というコメントに、羽方も新たな発見があった、と感じたようです。

ワークを通じて参加者主催者双方が気づきを得た貴重な経験となりました。

部下が動き出す3つのキーワード

ロールプレイングに続き、いよいよ
「リーダーが大事にすべき3つのこと」
についての講義が始まりました。

熱心に聞き入り、メモを取る受講者のみなさん。数々の会議を診断し、改善に取り組んできた羽方の会議に関する話は、受講者にとても響いているようでした。
部下が動き出す3つのキーワード。
1つめは、「問いかけること」。
2つめは、「メンバー同士の対話を促すこと」。
そしてもうひとつは・・・。
キーワードの詳細と最後のひとつも聴いてみたい、と興味を持ってくださった方、
ぜひコチラまでお問い合わせください。

最後のグループ内ディスカッションでは
「今日のワークショップで得たことを元に、職場に戻ってから会議のやり方を変えてみたい」
という力強い言葉も聞こえてきました。

2時間という短い時間でしたが、それぞれの受講者が体感し、気づき、自身の職場で次の行動を起こすきっかけとなるワークショップになっていれば私たちもとてもうれしいです。
ワークショップ終了時のアンケートでも多くの皆様に満足いただけていたようで、たくさんのコメントをお寄せいただきました。

短時間のワークショップだったため、やや駆け足になったところもありましたが、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!

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